メール専用サーバ

他のサーバから、メール専用サーバにメールサーバーを移行したい

他のサーバから、弊社メール専用サーバにメールサーバーを移行する手順を案内いたします。

※ここでの内容にご不明な点がございましたら、弊社技術サポート:support@prox.ne.jp へ、お気軽にお問い合わせください

(弊社メール専用サーバについては、こちらの弊社ページをご確認ください)

 

手順は下記のようになります。

1. メール専用サーバにドメイン、メールアドレス、転送設定を追加
2. DNS設定を変更
3. 移行元サーバへのメール受信(各ユーザ様作業)

※上記1. の作業前に、2. のDNS設定でドメインのMXを弊社メール専用サーバに向けますと、メールの配送先がなく、メールがすべて受け取れなくなりますので、ご注意ください。

 

1. の作業はすべてメール専用サーバのコントロールパネル(PostfixAdmin)より作業が可能となっております。

PostfixAdminの使い方(弊社FAQ)

ただし、1. の作業につきまして、お客様での作業が不安な場合や、メールアドレスが多く設定が面倒な場合は、弊社に必要なメールアドレス・パスワード、転送設定をお教えいただき、弊社にて代行させていただくことも可能です。ご希望の場合は、弊社技術サポート:support@prox.ne.jp へ、ご連絡ください。

 

 ■1. メール専用サーバにドメイン、メールアドレス、転送設定を追加

・ドメインの追加

メール専用サーバには、初期状態でお申し込み時のドメインが一つ追加されております。複数のドメインをメール専用サーバで運用する場合は、メール専用サーバで運用したいドメインをすべて追加する必要がございます。

 

ドメインの追加方法につきましては、下記の弊社FAQをご参照ください。

ドメインの追加・削除方法


・メールアドレス・転送設定の追加

メール専用サーバには、初期状態では、管理者用のメールアドレスがひとつ追加されております。

その他、移行するメールアドレスと転送設定をすべて追加する必要がございます。

 

メールアドレスが多数あり、コントロールパネルからの追加が面倒な場合は、弊社にご連絡いただければ、弊社にてまとめて設定いたしますので、弊社技術サポート:support@prox.ne.jp へ、ご連絡ください。


メールアドレスおよび、転送設定の追加方法は、下記の弊社FAQをご参照ください。

メールアドレスの追加・変更・削除方法

転送先の追加・変更・削除方法


 ■2. DNS設定を変更

DNS設定は以下の変更が必要となります。

(1) ドメインのTTLを短い値に変更
(2) 送信ドメイン認証(SPF / DKIM / DMARC)の設定
(3) MXレコードのAレコードの変更

DNSの設定は、ドメインのネームサーバで設定する必要がございます。

こちらは、ドメイン管理事業者様のコントロールパネルや、ネームサーバがお客様所有のサーバである場合は、そのサーバの管理者様に変更いただく必要がございます。

DNSの設定について、ご不明な場合や心配な場合は、弊社技術サポート:support@prox.ne.jp へ、ご連絡ください。可能なかぎりサポートさせていただきます。

以下それぞれの項目について説明いたします。


(1) ドメインのTTLを短い値に変更

ドメインのTTLとは、DNSサーバーが名前解決をした際に、そのレコードをどのくらいの期間キャッシュし続けるかを設定する値です。この値を短くすると、各DNSサーバーがキャッシュを保持する時間が短くなるので、DNS設定を変更した際に、すばやく設定変更が反映されることになります。

以下(2)(3)の作業前に余裕をもって、TTLの値を300秒程度の短い値に変更しておくようにします。

例えば、現在のTTLの値が86400秒(1日などの場合には、切り替えの2日前にはTTLの値を短い値に変更しておきます。

 

(2) 送信ドメイン認証(SPF / DKIM / DMARC)の設定

送信ドメイン認証(SPF / DKIM DMARC)の各DNSレコードについては、それぞれ下記のような役割があります。


SPFレコード:メール送信元サーバのIPアドレスを検証し、送信元が詐称されていないか確認します。

DKIMレコード:電子署名によってなりすましや改ざんを検知し、送信元が詐称されていないか確認します。

DMARCレコード:SPFやDKIMの認証が失敗した場合に、受信側のメールサーバーがメールをどのように処理するか (受信、隔離、拒否) を指示します。


それぞれ、DNSにTXTレコードとして設定するものとなります。
設定するレコードについては、弊社より案内いたしますので、その際に設定方法もサポートいたします。



(3) MXレコードのAレコードの変更

ドメインのDNS設定において、MXレコードというメールサーバを指定するレコードがございます。

このMXレコードのIPアドレスを指定しているAレコードを、弊社メール専用サーバのIPアドレスに変更いたしますと、対象ドメインのメールが弊社メール専用サーバに配送されるようになります。

 

例えば、お客様がメールを運用しているドメインが、example.jpであるとします。その場合、DNSでMXレコードとAレコードをそれぞれ下記のように設定しますと、example.jpのメールがメール専用サーバに配送されることとなります。

  • 例)example.jp
  • MXレコード:mail.example.jp
  • mail.example.jpのAレコード:210.143.xxx.xxx(弊社メール専用サーバのIPアドレス)

 

以上で、DNS設定が完了し、メール専用サーバにメールが配送されることとなります。

 

 

■3. 移行元サーバへのメール受信(各ユーザ様作業)

2. のDNS設定変更後、TTL値の時間経過後、徐々に弊社メール専用サーバにメールが配送されてきます。

各ユーザ様においては、メール専用サーバに配送されたメールの受信が確認され始めます。

ただし、完全にDNSの設定が反映されるまでの間(TTLが300秒の場合は5分程度)は新旧両方のメールサーバにメールが配送される不安定な時間がございます。その間に旧メールサーバに配送されたメールは、切り替えてしばらく時間がたった後に(TTL300秒であれば数時間~翌日)一度受信していただく必要がございます。

メーラーにおいてPOPで受信している場合は、POPサーバに旧メールサーバのIPアドレスを指定して受信する作業を各ユーザ様にお願いしてください。

 

以上にて、メールサーバの移行が完了となります。

ご不明な場合や心配な場合は、弊社技術サポート:support@prox.ne.jp へ、ご連絡ください。可能なかぎりサポートさせていただきます。


 

 

 


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最終更新: 2025-02-14 01:47
製作者: Prox System design
改訂: 1.20

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